放射線技術科 一般撮影
放射線技術科では、患者様が気持ちよく検査を受けていただけるよう日々努力しています。
また、診断価値の高い画像の提供と医療被ばく低減のために、日々の研修、勉強に励んでいます。
一般撮影検査
一般撮影検査とは、X線を用いて写真撮影をする検査のことで、
いわゆる「レントゲン検査」といわれているものです。
小さなお子様以外の方は、撮影したことがあるかと思われる検査です。X線には、物質を透過する性質があります。人体にX線を照射すると人体の構造物の種類によってX線が透過しやすいところではたくさん透過し、X線が透過しにくいところではあまり透過しません。この差を写真にしたものがレントゲン写真です。
当院では、現在撮影室が歯科撮影室を含め4室あり、歯科撮影室を除くすべての部屋にFPDが設置されています。
一般撮影検査とは言っても中には特殊なものもあります。当院で行っている一般撮影検査の種類を以下にまとめました。
一般撮影の中で特殊な検査
乳房撮影(マンモグラフィ)
乳房のX線写真のことです。乳房の大部分は乳腺と脂肪組織で構成されているため、エネルギーの低いX線を用いて撮影します。撮影の際は、乳房を圧迫固定して撮影を行いますので、人によってはかなり苦痛を伴う場合があります。しかし、圧迫することによって乳房の厚さを均一にし、ボケの少ない画像を得ることができ、また被ばく線量を少なくすることができます。歯科撮影(パノラマ撮影)
あごの骨等の広範囲な領域の撮影を行います。当院では口腔外科受診のときによく撮影されます。
歯牙や顎骨の状態を観察することができます。IVP(排泄性腎盂造影)・DIP(点滴静注腎盂造影)
尿路造影検査で、腎臓や尿管、膀胱の状態をX線で調べるもっとも一般的な検査法です。造影剤という薬を注射することによって腎臓や尿管、膀胱がよくX線写真に写るようになり、その状態が詳しくわかります。IVPは、造影剤を注射してから時間をおいて撮影します。DIPは、点滴によりIVPよりもたくさんの造影剤を使用して撮影します。検査時間はどちらも30分から1時間です。
一般撮影検査を受けられる患者様へ
- 撮影する部位、患者様の状態等の理由により順番が前後する場合がございますが、ご了承ください。
- 撮影する部位によっては、写真に写り診断に支障をきたす恐れがある場合、更衣をお願いすることがあります。またネックレス、時計、メガネ等の金属類やプラスチック類、磁気ばんそうこう、カイロなどをはずしていただくこともあります。
- 撮影の際、装飾品等をはずした場合、紛失しないようにご自分で管理をお願いいたします。
- その他、質問やご要望がございましたら、担当技師におたずねください。