出産後について

パートナーだからできること

水戸済生会総合病院で満足出産

妊娠がわかったら

パートナーが妊娠をしたとき、とてもうれしい気持ちになるのではないでしょうか。それと同時に自分がどうしたらいいのか、何をしてあげられるのか、不安になるかもしれません。
パートナー本人も、自分の体の変化や気持ちの揺れにとても不安になっています。そして何より、「新しい命を守る」という強い使命感でこれからの日々を過ごしていきます。
新しい命を産むということは、並大抵のことではありません。このとき、一番助けてほしい人は何よりもパートナーである「あなた」です。
一緒に新しい命を迎える準備をしていきましょう。

リアクションは何が正解?

まず最初にあなたができることは、パートナーと一緒に「喜ぶ」ことです。「おめでとう、楽しみだね」の一言があるだけで、苦しいつわりも乗り越えられることがあります。
妊娠が分かった時に言えなかったとしても、今からでも遅くはありません。誕生を心待ちにしている気持ちを伝えてみてください。

妊娠がわかったとき、真面目なあなたは喜びと同時に「部屋が狭いのではないか」「経済的にやっていけるのか」「自分は親になれるのか」といった様々な不安がよぎるかもしれません。
心配事があるのはある意味当然です。それだけ真剣に考え受け止めている証拠でしょう。
でも、それは妊娠しているあなたのパートナーも同じ気持ちです。
不安であると同時に、体調の変化も加わり、妊婦さんは本当に不安定になります。
つわりで食べ物ものども通らない、ちょっとしたことで泣いてしまう、怒ってしまう、といった自分でもコントロールできない心身の変化におそわれ、毎日を今までどおり過ごすことが困難になります。
いつものことがいつも通りできない、ということはそれだけでもストレスです。

次にできることは、両親学級に参加したりして情報を集め、出産育児についてパートナーと一緒に学んでいき、ひとりではないと感じてもらえるようにすることです。
自分の体のことではないからわからない、共感しにくいということもあると思いますが、健康な自分が安産に向けて「伴走する」つもりで新しい命をはぐくみましょう。

妊娠したらみんな産まれるんじゃないの?

残念なことですが、妊娠の15%前後が流産になるといわれており、悲しい結果になるのはまれなことではありません。妊娠したら無事に生まれてくる確率は85%、つまり5人に1人は悲しいできごとが起きているのです。パートナーが妊娠したことがわかったら、まずこのことを念頭においてください。妊娠=安産ではないのです。妊娠中に起こるトラブルはたくさんありますので、できるだけ負担のかからない生活を送れるよう、心掛けてください。

また、万が一流産した場合、状態によっては母体に影響が出る場合もあり、次の妊娠が望めないケースもあります。運よく母体が無事で、次の妊娠が望める状況だとしても、女性は喪失感をなかなか乗り越えられません。しかもホルモンのバランスも大きく変化するため、うつ状態になり人に会えない、起き上がることができない、涙が止まらない、テレビが見られない(CMに赤ちゃんに関するものが出るため)など、日常生活が送れないほどになることもあります。

具体的に何かしたいと思っても、周りにできることはとても少なく、パートナーにとってもとてもつらい時期になりますが、心の痛みに向き合う時間をひとりで過ごすことが無いようにすることはできます。

悲しい体験は人にあまり話せるものではありません。落ち着くまで寄り添ったり、好きなものを一緒に見に行ったりして、ゆっくり回復していく手助けをしてあげてください。

あなたとの子どもをもう一度持ちたいと思える日が来ることを願って、ともに乗り越えていきましょう。

接し方のポイントは??

自分なりに気を使っているのに、突然泣いたり怒ったりすることがあるかもしれません。「一所懸命やっているのに」と理不尽に感じるときもあるでしょう。
「どうしたらいいか」「どのように接したらいいか」正解は二人のなかにしかありません。これから紹介する項目を参考に、ふたりだけの乗り越え方を見つけてみてください。

なんで泣くの?

妊娠前は何ともなかったことで、突然パートナーが泣き出すことがあるかもしれません。
あなたはびっくりして「どうして?」「なんでこんなことで?」と疑問でいっぱいになることでしょう。
感情的になってしまう原因は、妊娠によるホルモンの影響と、体調の悪さ、漠然とした不安、肉体的疲労などが重なって、イライラが募っているところにあるのかもしれません。
もしかしたらそれだけではなく、自分だけ体も心も変化してしまって戸惑っている、今まで通りの日常を思うように過ごせない生活を送っているのに、パートナーはいつも通りに過ごしているとしたら、ふとしたときに「どうして自分だけ」という気持ちになっていることもあるかもしれません。
パートナーが何をストレスに感じているのか、不満に思っているのか、悲しんでいるのか、教えてもらえないと、寄り添いたくても難しいでしょう。
こういう時は言葉や態度ではっきりと気持ちをいたわり、心の中にある思いを聞いてみてください。
ひとくちに「いたわる」と言っても、「何を言ったらいいのかわからない」「何をしたらいいのかわからない」という方もいると思います。そういう時は、こう考えてみてください。

  • 会社で体調が悪い同僚や部下が頑張って仕事を手伝ってくれて、それがうまくいったとしたら、あなたはなんと声をかけますか?
  • いつも一緒に働いているメンバーにはどういう気持ちで接していますか?
  • お疲れ様、という気持ちを、どう表していますか?

「職場と家庭は違う」と思うかもしれませんが、家庭も一つの組織であり、出産という一大プロジェクトを共に遂行していくメンバーです。
少し視点を変えて考えるだけでも、伝え方、聞き方が変わるかもしれません。

これくらいひとりで出来ないの?

妊娠すると決めなければならないことや、しなくてはならない手続きが女性にはたくさんあります。妊娠、出産に関わることはすべて「ふたりのこと」です。
どんなことも一緒に考え、一緒に決めるようにしましょう。精神的な支えになることはもちろんのこと、妊娠中は冷静な判断ができにくくなっているのも事実です。パートナーの冷静な判断を必要としているのです。 あなたがパートナーの決定を手助けしてしてください。

つわりってそんなに大変?

つわりの症状は個人差があります。 入院が必要になるくらい体調が悪くなる方から、ちょっと気分が悪い、くらいの方まで様々です。男性はつわりを体験することができません。どれくらいなのか想像もつかないのではないでしょうか。

例えていうならひどい二日酔いや船酔い何か月も続く状態、と想像してください。しかも症状を改善する薬を飲んではいけないのです。

あなたは薬を飲んで症状を抑えることもできず、二日酔いのような体調で、いつも通り過ごせと言われたら、どう思いますか?

また、パートナーのつわりの症状は、ネットや雑誌の情報、知っている女性と異なることもあるかもしれません。「○○さんは会社に来ていたよ」「自分の母親はそんなことないと言っていた」と口にするはやめましょう。何しろつわりは原因が特定されておらず、明確な対処法がない体調不良です。ですから、パートナーの「今」の状態に寄り添って、話を聞いてあげることがとても大切です。

また、つわり中はにおいにも非常に敏感になるので、料理をすると気持ちが悪くなることがあります。自分の食事の用意も、スーパーに行くこともままならないことがあります。何もできない自分への無力感で、精神的に落ち込んでいることもあるかもしれません。 こういう時こそ、パートナーのあなたが理解を示し「食べたいものある?買ってこようか」と優しく声をかけてください。そのほか、いつもの家事を引き受けることも精神的な負担を軽くするうえで重要です。 間違っても「自分は外で済ませてくるから気にしなくていいよ」と言わないようにしてくださいね。

いろんな不安を抱えているパートナーの気持ちを軽くできるのは、ほかでもない「あなた」です。慣れないことをするのはお互い同じです。思いやりを持って接してあげてください。

寝てばっかりなんだけど...

妊娠中は朝起きて会社に行くだけでも大変です。妊婦さんは職場でも、行き帰りの電車の中でも心身ともに疲弊しています。

仕事中につわりでトイレで吐きながら仕事をしている方、流産を気にしながら満員電車に乗る方、通勤途中で具合が悪くなって謝りながら遅刻の電話をする方、妊娠したことが職場に発覚しないように努めて普通にふるまう方など、働く妊婦さんは仕事に支障をきたさないように想像以上に大きな体力を使っています。
働くだけでも疲れてしまうのに、それ以外でも気を使って気を張っていたら、家に帰って寝るだけの生活になることもあるでしょう。 こういう時こそあなたの出番です。
「家事ができないから」「母性がないから」などと決めつけずに、代わりに家事をしたり、上の子がいれば上の子のお世話をしてあげてください。
家事能力、育児能力に男女差はありません。今まで自分がやっていなかった分も、やってみてください。

健診、一緒に行ったほうがいい?

パートナーが一緒に病院に来てくれたら、これほど心強いことはありません。一緒に来てほしいと思っている妊婦さんは多いでしょう。 でもなかなか言い出せないと言います。なぜでしょうか。
それは健診予約をしていても予約時間から1〜2時間、待つことがあるからです。
順番を待っている間にあなたがイライラしているのがわかったり、時間をつぶしてくると言われ外に出てしまったり、女性ばかりに空間で居心地の悪い思いをするのではないかと不安になり、言い出せないのです。

産科は当然女性が多い場所です。また出産できる病院は減少しており、出産できる病院は健診と並行して急にお産が始まったり、患者が搬送されてくることもあり、予定通り進まないことが多いのです。
一緒に行きたいけど、待ち時間が長いのはちょっと、という場合は診療所で妊婦健診を受診し、出産は別の大きな病院で行う産科オープンシステムという方法がありますので、ふたりでどうするか、考えてみてください。

出産はどうしたらいい?

破水した!?

破水って何?

破水とは赤ちゃんを包む卵膜が破れ、羊水が流れ出ることです。陣痛が始まる前に羊水が出てしまうことを前期破水といいます。
パートナーは前期破水が起きたときどうするか、あらかじめ考えて、準備しておくことが重要です。
前期破水の場合は赤ちゃんへの感染リスクが高いため即入院が必要になるますので、自家用車がない場合は事前にマタニティタクシーなどを予約しておき、前期破水の場合でも、連絡をしたらすぐに病院へ連れて行ってもらえるよう、準備をしておきましょう。
また、自宅にいて、自家用車で連れて行けない場合は、まず妊婦さんには横になってもらい、体を休めてもらいます。羊水で車の座席がぬれてもいいように、ビニールシートやバスタオルを敷きましょう。予備のタオルがあるとさらに良いです。そして可能な限りでこぼこ道は通らないように注意してください。
適時破水の場合は子宮口が全開大になるころに起こります。母体にも赤ちゃんにもリスクが少なく、出産の自然な流れです。羊水が子宮から流れ出ることにより、赤ちゃんは産道を通りやすくなります。

陣痛が始まった!

陣痛って何?

陣痛には前駆陣痛と陣痛があります。
前駆陣痛は陣痛の前に起こる痛みで、本番に向けた予行演習のようなものです。個人差があり、全員に起こるものではありませんが、知識として知っておくことは重要です。
前駆陣痛が起きたその日にお産が始まることもあれば、数日後に産気づくこともあります。症状は不規則なおなかの痛み、張りです。

陣痛は赤ちゃんが子宮の外へ出るために子宮が収縮するため、規則的に発生する痛みです。ほとんどの人が経験したことのない強い痛みです。人によっては会話ができないほどの痛みになる場合があります。そしてお産の過程が進行するにつれて痛みの間隔が短くなります。
陣痛の感覚が10分になったら本格的なお産のスタートです。陣痛の間隔を一緒に計ってみてください。

陣痛が来たら何したらいい?

陣痛が始まると、妊婦さんは痛みと不安で押しつぶされそうになることがあります。赤ちゃんにもうすぐ会えると思っても、体験したことのない強い痛みにはなかなか耐えられません。
陣痛が始まって、自宅にいる場合は産院へ車で連れて行ったり、入院の荷物を持ったり、パートナーが留守中にしておくことを確認してください。その他、パートナーのあなたが代わりにあらかじめ決めておいた連絡先に陣痛が始まったことを伝えてあげてください。

病院について入院準備が終わっても、妊婦さんは陣痛と戦います。陣痛の痛みがないときには次の陣痛に備えてこわばった体を緩めることが重要です。首や肩をさすったり、汗を拭いたり、水分補給の手助けをするなど、パートナーの黒子なって支えてください。
他にも陣痛中は腰やおしりを圧迫したり、いきみ感を逃すために肛門のあたりを押すことも重要です。テニスボールやこぶし、手のひらで押してあげてください。
テニスボールは病院で用意してくれていることもあるので、分娩予約をした産院で確認してください。

出産ってどれくらいの時間かかるの?

出産まで長丁場になることも多いです。一般的には初産婦で12〜16時間、経産婦は5〜8時間程度かかると言われています。
普段しまっている骨盤が開いて、赤ちゃんが出てこられるように人体が変化していくのですから、これくらいの時間がかかるのはある意味当然と言えるのではないでしょうか。

しかし、長い時間付き添うのは、付き添う側にとってもとても疲れることです。担当の産科医や助産師に「見通しはどうですか?今仮眠取ってもよさそうですか?」と尋ねるなどして、仮眠が取れるときに少し寝ておくとよいかもしれません。
パートナーには「付き添い続けるために仮眠をとりたい」と伝えておくとよりよいでしょう。
目が覚めたら産まれていた、といった事態もありますので、立ち合い出産を希望している場合は長丁場になった時にどうするか、話し合っておくとトラブルが起きにくくなります。

立ち合い出産したい

立ち合い出産は「一緒に頑張る」ためであって「見物する」ことではありません。立ち合い出産を選択された場合は事前に知識を身に着けておくことが必要です。事前知識を持たないまま出産に立ち会うと処置の妨げになってしまい、妊婦さんが適切な医療処置が受けられない場合があります。また、緊急時には多くの医師や助産師が分娩室に詰めかけて処置を行うことがあり、場合によっては一時退出をお願いすることがあります。

出産は母子ともに命がけです。あなたの子供が産まれるその時を大事にしてください。

予定日に休みとれば立ち会える?

「予定日にあわせて休みを取ったのに立ち会えなかった」という声を聴くことがあります。実は予定日どおりに産まれる確率はそれほど高くありません。予定日はあくまでもこの辺りに生まれる可能性が高い、という目安です。
予定日にあわせてピンポイントで有休をとっても、その前後に生まれることは少なくないのです。理想的なのは「大体この辺りが予定日なので休みたいのですが、ずれることがあります」と職場にあらかじめ伝えておくことです。
もし難しい環境なら、休みの時期を予定日より2週間以降に設定して、家事や育児で支えることができるかもしれません。おむつ替えや家事などのサポートをしてあげることも大切な役目です。

立ち合い出産はどんな感じ?

通常は陣痛室から分娩室へ移動するときにパートナーとは離れ離れになってしまいますが、立ち合い出産は分娩室まで一緒にいることができます。分娩室でも一緒に過ごすことで、妊婦さんは安心感を得られ、パートナーは出産の瞬間に立ち会うことで新しい命が産まれる瞬間を共有することができます。

立ち合い出産は一般的に分娩台の頭側に立ちます。
足元にいるとお産の解除をする助産師や、医師の処置の妨げになることがあるからです。妊婦さんの頭側に立って、頭を支えたり、飲み物を飲ませたり、汗をふく、うちわであおぐなどのサポートをしてください。妊婦さんの中には陣痛の痛みで体力を消耗し、自力で首を持ち上げられなくなっていることもあるので、いきむタイミングにあわせ、頭を持ち上げてサポートができる体制づくりが重要です。

立ち合い出産に向いていないかも...

血が苦手な方、パートナーが苦しむ姿を見ることができないという方には、あまりお勧めできません。また、マナーが守れない方は病院側からお断りすることがあります。

立ち合い出産で何したらいい?

出産に立ち会うことは、新しい命を産みだす瞬間に立ち会うことです。どれだけ頑張って産まれてくるのかを知ることは、とてもよいことです。
最近では動画を撮影できることもありますので、パートナーが望めば撮影してあげることもできるでしょう。

これはNG

  • 赤ちゃんだけに夢中になること

    出産後、赤ちゃんに夢中になりがちですが、頑張って産んだパートナーのねぎらいを忘れてはいけません。分娩台の上でしばらく動けず、処置を受けなくてはいけないパートナーに、赤ちゃんの様子を知らせたり、許可を得たら手を握ったりして、心身ともに安らげるようにしてください。

  • ネガティブなこと言うこと

    出産は長丁場です。付き添う側も疲労感と安心感で、出産後はぐったりすることでしょう。でも「長くて疲れた」などと言ってはいけません。一番大変だったのは陣痛の痛みに耐え、命を懸けて産んだパートナーです。
    「ありがとう」「よく頑張ったね」「無事で嬉しい」といった言葉をかけるようにしましょう。

立ち合い出産できないときは?

立ち合い出産ができない場合、パートナーはこまめに連絡を取って、安心させてあげてください。また、仕事中で連絡がすぐつかないこともあります。その場合は誰に連絡をするのか、どうやって情報を共有するのかを決めておくことが重要です。

また、日ごろからスマホを見る時間を減らしたり、タバコを吸っている方は禁煙するなど、気遣っている姿勢を見せてください。
パートナーのことを常に考えていると感じられれば、離れていても精神的に安定することができます。どんな細かいことでもマメに連絡を取り、共有するようにしてみるとより一層よいでしょう。

分娩室の近くで待機する場合は「ここで待っている」など、声をかけてください。万が一、緊急帝王切開が必要になった場合は、親族の同意が必要になりますので、その場を離れる必要が出た場合は、産院のスタッフに声をかけましょう。

帝王切開で産むってどういうこと?

何らかの理由で自然分娩ができないときに行われます。
帝王切開には「予定帝王切開」と「緊急帝王切開」があります。どちらも母体と胎児の命を守るために医師の判断で行われます。
産後は「よくがんばった」と褒めてあげてください。また、手術で傷もあり、心身ともに落ち込みやすくなっていますので、できる限りパートナーに寄り添い、できることが手伝ってください。

  • 予定帝王切開とは

    前置胎盤、前置血管、児頭骨盤不均衡、狭骨盤、横位・斜位・(骨盤位)、多胎妊娠で頭位・頭位でない場合、子宮頚部に子宮筋腫があるとき、卵黄腫瘍が骨盤内にあるとき、対象になります。

  • 緊急帝王切開とは

    経腟分娩から急に帝王切開に切り替わることを緊急帝王切開と言います。胎児機能不全、回旋異常・分娩停止、臍帯脱出、常位胎盤早期剥離、前置胎盤からの強出血が認められた場合、母体、胎児の命を守るために早急に出産する必要がありますので、緊急処置として行われます。

  • 処置内容について

    へその数センチ下から恥骨上までをタテに、あるいは恥骨の上をヨコに切開します。膀胱を少し下におろし、その下を横切開(子宮下部横切開)し赤ちゃんを娩出します。