もしかして、妊娠…?こんな症状はないですか?
月経が遅れて「妊娠かも」と思ったら、市販の妊娠判定キットで確認してみてください。
その後早めに産婦人科で診察を受けるようにしましょう。
初期兆候
月経の予定日を過ぎても次の月経が来ない場合は、妊娠の可能性が高いと考えられます。
月経がなくなることは妊娠以外の原因でも起こりますが、妊娠している場合には、それに加え、吐き気や嘔吐などのつわりの症状や、だるさ、眠気などの症状が出ることが多いです。その他胸が張る、乳首が痛い、気分が沈んだりイライラする、などの症状がみられることもあります。このような兆候が見られた場合は、まず市販の妊娠診断補助薬で確認するか、産婦人科を受診しましょう。
一方で、妊娠すると少量の出血や下腹部の痛みを伴うこともあり、月経と間違えてしまうこともあります。
月経不順のある人、出産後にまだ月経が再開していない人は妊娠に気づきにくいかもしれません。
診察は何をするの?
最初の診断は、産科のない婦人科クリニックでも受診することができます。妊娠の確定は「経腟超音波検査」によって行います。
膣から超音波プロープという機械を入れて、子宮内をモニターして判断します。超音波検査により子宮の中に胎嚢(赤ちゃんの袋)が確認できると、妊娠と判断することができます。
正常な妊娠では妊娠4週で約80%、妊娠5週でほぼ100%の確率で子宮内に胎嚢を観察することができます。
妊娠確定
妊娠5週後半から6週前半になると赤ちゃんの心臓が動いていること(心拍)が確認できるようになります。
赤ちゃんの心拍が確認できた場合には、最終月経(一番最後の月経)の開始日もしくは、特定できる場合には排卵日や不妊治療における胚移植日から分娩予定日を決定します。
月経の周期は妊娠の診断や、分娩予定日を決めるときの大切な情報になりますので、普段から記録をとるようにしてください。