ペインクリニック・麻酔科
- 6月4日(火)大久保医師
- 6月6日(金)奥山医師
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手術中に患者さんが痛みを感じなくて済むようにすることが麻酔科医の仕事です。
麻酔にはいくつか種類があります。
手術室には患者さんが寝るベッドがあります。
天井には術野を照らす無影灯、頭側には全身麻酔をかけるための麻酔器、ベッドの周りには点滴台や吸引器など手術に必要な器械があります。
ベッドに横になったら心電図、血圧計、パルスオキシメータ(体内の酸素飽和度を測る器械)、フットポンプ(血栓予防のための器械)などをつけます。
令和5年度の手術件数は4436件。内訳は全身麻酔が2343件、脊髄くも膜下麻酔・硬膜外麻酔が398件、局所麻酔1695件でした。
令和4年度 | 令和5年度 | |
全身麻酔 | 2,190件 | 2,343件 |
腰椎麻酔・硬膜外麻酔 | 451件 | 398件 |
局所麻酔 | 1,513件 | 1,695件 |
計 | 4,154件 | 4,436件 |
手術台とX線撮影装置を組み合わせた手術室を「ハイブリッド手術室」といいます。このハイブリッド手術室でも全身麻酔を用いた手術を行います。
大動脈瘤に対するステントグラフト内挿術、閉塞性動脈硬化症に対するバイパス術、大動脈弁狭窄症に対する経カテーテル的大動脈弁植込み術など心血管系の手術がそれにあたります。
麻酔の種類や手術前後の流れ、麻酔の合併症について詳しく知りたい方は日本麻酔科学会のウェブサイトをご参照ください
麻酔科医が働くのは手術室の中だけではありません。
手術麻酔に使用する薬や技術を痛みの治療に応用する、それがペインクリニックです。
偏頭痛、肩こり、四十肩、ぎっくり腰、三叉神経痛、帯状疱疹後神経痛に対して薬物療法や神経ブロックを行なっています。
痛み止めや湿布だけでは治らない頑固な痛みにお困りの方は一度訪れてみてはいかがでしょうか。
安全に手術を行うための準備は、手術すると決めた日から始まっています。手術や麻酔のメリット・デメリットを患者さんに知ってもらう。合併症のチェックやその治療を行い、体調が万全な状態で手術に臨んでもらう。手術後は積極的にリハビリや治療に参加してもらう。どれも全て必要不可欠です。麻酔科医が患者さんと関わるのは手術の麻酔の時だけのように見えますが、実際はこの流れがスムーズに行われるよう陰ながら支えています。
また、手術麻酔のノウハウを痛みの診療に応用しているのがペインクリニックです。痛みを和らげることで、患者さんの生活の質が改善することを目指しています。痛みが続くと、気分が落ち込んだり、他の症状も出てきたりと悪循環を招くことがあります。そうなる前に、痛みでお困りの際はお気軽にご相談ください。