耳鼻咽喉科全般の疾患に対して対応が可能です。次のような症状がある場合は、耳鼻咽喉科の診察を受けてください。
※現在、当科は常勤医が不在のため非常勤体制で行っております。そのため、手術治療を含めた入院治療を行っておりません。診察の結果で、手術あるいは入院が必要と判断した場合は、近隣の病院へ紹介となりますので、あらかじめご了承ください。
慢性中耳炎は、鼓膜に穿孔があり、難聴を認め、感染を起こすと耳漏が出てくる病気です。手術により鼓膜の穿孔を閉鎖することで、耳漏を止め、難聴の進行を抑え、場合によっては聴力の改善が期待されます。手術が必要な場合は、他院へ紹介となります。
滲出性中耳炎
小児と老人に多く認められる疾患で、痛みなどはありませんが、耳閉塞感や難聴が認められます。小児では、急性中耳炎の治療を中途半端にすると移行することがあります。
突発性難聴
突然に片側の難聴が出現する疾患で、めまいを伴うこともあります。早期の治療が重要です。 重度の場合は入院治療が必要ですので、他院は紹介となります。
めまい
めまいは、様々な原因で起こりますが、耳が原因で起こるめまいは回転性で激しく、耳鳴り、難聴や吐き気を伴うことがあります。また、寝たり起きたり、寝返りをうったりするとめまいがするのも耳に原因があることがあります。更に、脳梗塞などの脳の疾患でもめまいを起こすことがあり、どこにめまいの原因があるかを適切に判断することが重要です。
重度の場合は入院治療が必要ですので、他院は紹介となります。
鼻閉
鼻閉(鼻づまり)は、慢性副鼻腔炎(昔の言い方で蓄膿症)、鼻中隔彎曲症、アレルギー性鼻炎などで見られる症状です。
嗄声
嗄声(声がれ)の原因は、風邪による炎症の他に、声帯ポリープや声帯の神経の麻痺などによって起こります。
高齢者、喫煙者においては咽喉頭癌の可能性もあるので、耳鼻咽喉科の診察を受けて下さい。
頸部の腫脹
頸部にしこりができるのは、耳下腺、顎下腺、甲状腺などに腫脹がある場合や、頚部のリンパ節が腫れる場合などがあります。いずれの場合も、悪性腫瘍の可能性もありますので、早めに耳鼻咽喉科で適切な診断を受けることが必要です。