ママになるために
赤ちゃんを迎える準備と心がまえ
妊娠やお産は自然の出来事です。だれでも経験することで病気ではありません。妊娠している女性は健康です。それゆえ家の中に閉じこもったり、自分だけ特別だという気持ちをもたず、明るい気持ちで毎日を送ってください。生まれてくる赤ちゃんがお腹の中で健康に育つために、健康であるだけでなく、いつも明るい気持ちと自分は「幸せ」であるという気持ちをもって毎日を過ごしてほしいと思います。
自分がいらいらしたり暗い気持ちをもったりすると、赤ちゃんの発育が阻害されることがあります。
お産は自然の出来事ですが、怖い、苦しいと身体を緊張させ、固くすると痛みを強く感じ、ますます恐怖、緊張、痛みの悪循環が生じて、自然の出来事が自然に運ばなくなることもあります。お産の主役はあなたです。医師・助産師はそのお手伝いをします。産ませてもらうおまかせのお産ではなく、自ら主体的なお産をしましょう。そのためにもお産に対して十分な心と身体の準備をしてほしいと思います。
入院の準備
お産が近づいた微候と入院の時期
近づいた微候
いつお産になっても良いように心構えをしておきましょう。
- 乳房の張った感じ
- 胃のつかえがとれる
- 胎動の減少(動かなくなるのではありません。)
- お腹の張る回数が増え強くなる。(前駆陣痛)
- お小水の回数が多くなる。
- 粘稠性のおりものが増える。
- 赤ちゃんがさがった感じで腰や脚が重くなる。
入院の時期
初産婦:規則的子宮収縮が10分間隔である。
経産婦:規則的に下腹部痛や腰痛が15分間隔である。
破水したとき及び破水を疑うとき
破水したとき及び破水を疑うときは、病院に霞話し、指示に従ってください。
また、子宮内感染防止のため入浴はしないでください。
その他-すぐ病院に連絡する必要があるとき
- 出血(ねばりのないあざやかな赤色の出血)が多くある。(たとえば生理の時より多い出血)
- 強くて我慢できないほどのお腹の張りや腹痛。
- 赤ちゃんが動かなくなった。
入院前の連絡方法
入院の時期がきたら必ず電話連絡し、本人が相談してください。(連絡時、伝えてほしい事柄)
- 氏名、年齢、予定日
- 何回目のお産か
- 陣痛の始まった時刻と現在の陣痛状態
- 破水及びおしるしの有無
- 自宅から病院までかかる時間
- その他異常があったらその内容
TEL
平日の昼間(午前8:30~午後5:00)
病院代表 029-254-5151
産婦人科外来へ
休日と夜間(午後5:00~午前8:00)
病院代表 029-254-5151 内線2250
総合周産期母子医療センターへ
入院から分娩まで
入院後にあなたが受ける処置は下記の通りです。
- 分娩衣に着替える
- 内診
- 問診・計測・検温
- 分娩監視装置の装着
胎児心音が陣痛の変化とともに正常な変動をしているかどうか、連続して監視、記録する器機のことです。
- 点滴
緊急出血などの異常に即座に対応できるようにするためと、母体の水分・栄蓑補給を兼ねるためです。
以上のような処置及び管理の下で、皆様が安心して出来るようにしております。
病棟到着後は…
母子手帳・診察券をお預かりします。診察後に、赤ちゃんの心拍を調べる機械(モニター)を着けお産になりそうであればそのまま入院となります。まだまだという時には、診察だけでお家へ帰ることもあります。