小児科ブログ

【アレルギー】エピペン®ってなに?

エピペン®というものを聞いたことがありますか?

 

「エピペン®」とはアナフィラキシーを今までに起こしたことがある方に処方されている薬で、アナフィラキシーがあらわれた時に使用し、医師の治療を受けるまでの間、症状の進行を一時的に緩和するための補助治療剤(アドレナリン自己注射薬)です。

 

https://www.epipen.jp/about-epipen/photo.html

 

アナフィラキシーについては前回記事「アナフィラキシーってなに?」をご参考ください。

 

医師の治療を受けるまでの間、症状の進行を一時的に緩和する薬のため、使用した際は必ず救急車を呼ぶこととされています。

 

エピペン®を使用すべき症状は以下のようなものです。

https://www.epipen.jp/about-epipen/photo.html

 

この症状はアレルギー症状の重症度評価のグレード3(重症)の症状と一致します。注意すべき点は、グレード2(中等症)以上の症状が複数臓器で存在している場合にもアナフィラキシーと診断されます(「アナフィラキシーってなに?」)が、エピペン®を打つべき症状には含まれていません。

 

エピペン®には下記のような副作用が現れることがありますが、生命に危機を与え得るアナフィラキシー症状を一時的に緩和するためには副作用を知った上でも躊躇せずに投与することが重要となってきます。

https://www.epipen.jp/about-epipen/photo.html

 

実際の使用の仕方については下記の通りです。

ぜんそく予防のために食物アレルギーを正しく知ろう(環境再生保全機構)

 

実際に処方される際には医療者がきちんと指導いたしますので、ご安心ください。

 

もし、アナフィラキシーと言われたのにエピペン®を処方されていない方がいらっしゃいましたら、当院にご相談いただくか、下記サイトでエピペン®を処方できる医療機関が検索できますので、参考にしてください。

 

アナフィラキシーってなあに.jp ( https://allergy72.jp/search/ )

 

当院で実際にどのような食物アレルギー診療をしているかはコチラをご覧ください!